「笑う」ことは、立派な健康習慣。
ストレス発散だけじゃない、体と心に起こる意外なメリット
最近、心から笑ったのはいつでしょうか。
仕事や家事、予定に追われる毎日の中で、
「気づいたら今日、一度も笑っていなかった」
そんな日が続いている人も、意外と多いかもしれません。
でも実は、笑うことはただの感情表現ではなく、
体にも心にも、はっきりとした“健康効果”をもたらす行動のひとつです。
今回は、
「笑うことで、体の中では何が起きているのか」
「なぜ健康や運動とも関係があるのか」
そんな視点から、笑うことのメリットを紹介します!
笑う=気分がいい、だけじゃない
「笑うとストレス発散になる」
これは多くの人がなんとなく知っていることです。
でも、実際にはそれだけではありません。
笑うとき、私たちの体の中では、
筋肉
呼吸
自律神経
脳内物質
など、さまざまなシステムが同時に働いています。
つまり笑うことは、
心だけでなく、体全体を使った“反応”なのです。
メリット① ストレスホルモンが減り、心が軽くなる

人はストレスを感じると、
コルチゾール
アドレナリン
といったホルモンが分泌されます。
これ自体は悪いものではありませんが、
長期間続くと、
疲れやすい
イライラしやすい
眠りが浅くなる
といった不調につながります。
笑うことで起こるのは、
このストレス状態からの切り替え。
笑っている間、
呼吸が深くなる
顔や肩の緊張がゆるむ
脳が「安全」と判断する
結果として、
ストレスホルモンの分泌が抑えられやすくなると言われています。
「気持ちが切り替わる」のは、
気のせいではなく、体の反応なのです。
メリット② 自律神経が整いやすくなる

現代人の不調の多くは、
自律神経の乱れと関係しています。
ずっと緊張状態
休んでいるのに疲れが抜けない
肩や首が常にこっている
こうした状態では、
交感神経(頑張る神経)が優位になりがち。
笑うときは、
息を吐く時間が長くなる
表情筋がゆるむ
ことで、
副交感神経(リラックスする神経)が働きやすくなります。
深呼吸と同じように、
笑いも「体をオフに戻すスイッチ」の役割を果たします。
メリット③ 実は、インナーマッスルも使っている

ここが、運動・フィットネス視点で面白いところです。
声を出して笑ったとき、
体の中では何が起きているかというと──
息を強く吐く
お腹がリズミカルに動く
胸郭(肋骨まわり)が広がったり縮んだりする
このとき使われるのが、
腹横筋
横隔膜
骨盤底筋群
といった、体の深いところにある筋肉(インナーマッスル)。
特に「お腹を抱えて笑う」ようなときは、
自然と体幹が働いています。
もちろん、トレーニングの代わりにはなりませんが、
笑う=完全に何もしていない状態ではない
というのは、意外なポイントです。
メリット④ 呼吸が深くなり、体がゆるむ

普段の呼吸、意識したことはありますか?
忙しいときほど、
浅い
早い
胸だけの呼吸
になりがちです。
笑うときは、
大きく息を吸って
一気に吐く
この動きが自然に起こります。
結果として、
肺がしっかり動く
血流が促される
肩や首の力が抜ける
「笑ったあと、なんだか体が軽い」
と感じるのは、
呼吸と筋肉が同時にリセットされるからです。
メリット⑤ 表情が動くことで、顔まわりも健康に

笑うときに使われる表情筋は、
顔だけでなく、首や頭部ともつながっています。
無表情の時間が長いと、
顔がこわばる
顎に力が入る
首・肩まで緊張する
という悪循環に。
笑うことで、
顔の筋肉が動く
血流がよくなる
表情がやわらぐ
見た目の印象だけでなく、
首や肩の力が抜けやすくなるというメリットもあります。
「作り笑い」でも意味はある?
ここ、よく聞かれるポイントです。
結論から言うと、
多少ぎこちなくても、意味はあります。
なぜなら、脳は
「本当に楽しいから笑っている」のか
「形だけ笑っている」のか
を、完全には区別できないから。
口角を上げる
声を出してみる
それだけでも、
呼吸が変わる
表情筋が動く
自律神経に刺激が入る
「気分が乗ってから笑う」のではなく、
笑った結果、気分がついてくる
という順番も、十分あり得ます。
笑えないほど疲れている人へ
「そんな余裕ない」
「笑う気分じゃない」
そう思うときも、もちろんあります。
そんなときは、
無理に楽しいことを探す
テンションを上げる
必要はありません。
クスッとする
口角を少し上げる
深く息を吐く
このレベルで十分。
笑いは、
頑張って生み出すものではなく、体をゆるめた結果として出てくるものでもあります。
運動が苦手な人ほど、「笑う」は入り口になる
いきなり運動、ストレッチ、トレーニング。
それがハードルになる人も多いです。
でも、
人と話して笑う
楽しい空気の中で体を動かす
この流れなら、
体は自然と動きやすくなります。
実際、
「楽しい」と感じながら体を動かしているときの方が、
力みが少ない
呼吸が自然
ケガもしにくい
という傾向があります。
まとめ|笑うことは、無料でできるセルフケア
笑うことに、
お金
特別な道具
時間
はほとんど必要ありません。
それでいて、
ストレス軽減
自律神経の調整
呼吸の改善
インナーマッスルの刺激
と、体と心の両方に働きかけてくれます。
「最近ちょっと疲れているな」
「体が重いな」
そんなときほど、
まずは深く息を吐いて、
小さくでも笑ってみてください。
体は、思っている以上にシンプルに反応してくれます。
体を動かしたくなったら…
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