暑い夏に運動を行う際の注意点は?健康的に身体を整えるコツをご紹介!

最近は外に出るたびに【暑い!】そんな言葉をふと口にしてしまいます…。
地球温暖化の影響もあってなのか、最近は涼しかった北海道でも気温が高く暑いと感じる日々が増えてきています。
そんな中でも運動をしたい!身体を動かしたい!そんなことを思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで、今回は【暑い中でも運動を行う際の注意点】についてまとめてお伝えしていきます。
気になる方は是非、最後までご覧ください!
▼この記事を読んで欲しい方
- 暑い中でも運動をしたい方
- 夏に安全に運動をしたい方
- 夏の暑さ対策を知りたい方
- 暑い中でも運動を行う際の注意点を知りたい方
- 熱中症のリスクについて知りたい方
- 暑い時の水分補給のポイントについて知りたい方
- 暑い中でも運動を行うメリットを知りたい方
▼この記事を読んで分かること
- 暑い夏に運動をする際に注意すべきことを専門的な部分を分かりやすく解説
- 熱中症のリスクと予防について
- 水分・電解質の補給について
- 体温調整のメカニズムと対策について
- 暑い日の運動時間と強度の管理について
- 暑い夏に運動をすることで得られるメリットを10個ご紹介
- 暑い夏に運動をすることでのデメリットを10個ご紹介
- 適切に運動を行うための対策方法について
暑い夏に運動をする際に注意すべきことを専門的な部分を分かりやすく解説
暑い夏に運動を行う際は、熱中症や脱水症状などのリスクが高まるため、慎重な対策が必要です。以下に専門的な観点から注意すべき点を、分かりやすく細かく説明します。
1.熱中症のリスクと予防
● 熱中症のメカニズム
暑さや運動により、体内の熱がうまく放散できずに体温が異常に上昇 → 脳や内臓の機能が障害される。
● 予防ポイント
WBGT値(暑さ指数)を確認:気温だけでなく湿度や放射熱も含んだ指標。28℃を超えると運動リスクが高い。
直射日光を避ける:日陰や屋内を選び、早朝や夕方に運動を行う。
こまめな休憩:15〜20分ごとに日陰で休む。
2.水分・電解質の補給
● 脱水症状のメカニズム
汗をかくと水分と同時にナトリウム(塩分)やカリウムなどの電解質も失われ、筋肉のけいれんや意識障害の原因に。
● 補給のポイント
タイミング | 推奨される飲み方 |
---|---|
運動前 | 30分前に200~500ml程度の水分補給 |
運動中 | 15~20分ごとに150~250mlをこまめに |
運動後 | 汗の量に応じて体重を測定し、減った分の1.2〜1.5倍の水分を補給 |
電解質入り飲料(スポーツドリンク)を活用。
汗を多くかく人は経口補水液(OS-1など)が適している。
3.体温調整のメカニズムと対策
● 発汗・皮膚血管拡張による放熱
体は皮膚の血流を増やし、汗をかくことで体温を下げるが、高湿度では汗が蒸発しにくく熱がこもる。
● 対策方法
通気性の良いウェア:吸汗・速乾性がある素材(ドライフィットなど)を選ぶ。
帽子や冷却グッズ:首筋を冷やすと効率的に体温を下げられる。冷感タオル、冷却スプレーなども有効。
氷嚢(ひょうのう)や保冷剤で、頸動脈・脇・鼠径部など太い血管が通る場所を冷却。
4.運動時間と強度の管理
● 強度を急に上げない
「暑熱順化」といって、徐々に体を暑さに慣らすのが重要(7〜14日間程度必要)。
● 目安
状況 | 推奨される運動強度 |
---|---|
暑さに不慣れ | 軽いジョギング、ストレッチ程度 |
暑熱順化後 | 通常のトレーニングでもOKだが頻繁な休憩を |
5.異変のサインに敏感になること
● 危険な兆候
めまい、頭痛、吐き気
手足のけいれん(熱けいれん)
意識がもうろうとする
異常な発汗や逆に汗が出なくなる
これらの症状が出たらすぐに運動を中止し涼しい場所で休み、水分・塩分を補給して必要なら医療機関へ。
6.チェックリスト(運動前に確認)
気温・湿度・WBGT値を確認した
体調に問題がない(前日飲酒・睡眠不足も避ける)
水分・塩分の準備をした
緊急時の対応方法を確認している(誰かと一緒に運動するなど)
補足:子ども・高齢者・持病がある人は特に注意
体温調節機能が未熟/低下している
心疾患や糖尿病などを持つ方は汗をかきにくかったり、異変に気づきにくい
このような方々は特に暑い時間帯の運動を避け、医師と相談の上での運動計画を。
暑い夏に運動をすることで得られるメリットをご紹介
暑い夏に運動をするのはリスクもありますが、適切に管理すれば非常に多くのメリットがあります。ここでは専門的な要素を含めて分かりやすく、具体的に10個のメリットを紹介します。
1.暑熱順化による体温調節機能の向上
解説:
継続的に暑い環境下で運動することで、体が暑さに慣れる「暑熱順化」が起こり、発汗の開始が早まり汗量が増え、ナトリウムの再吸収効率が上がります。
メリット:
→ 熱中症のリスクが減り、体力を消耗しにくくなる。
→ 運動パフォーマンスが高温下でも維持されるようになる。
2.心肺機能の強化
解説:
高温下では心拍数や循環血液量が増加し、心臓への負荷が高くなる。この負荷に適応することで、心肺系のトレーニング効果が上がる。
メリット:
→ 酸素運搬能力が向上し、持久力アップに直結。
→ 高地トレーニングのような効果を期待できる。
3.発汗機能の改善と体内毒素の排出
解説:
汗腺が活性化され、老廃物(尿素、乳酸など)を含む汗の分泌が促進。
また皮膚のpHバランスも整い、皮膚環境が改善。
メリット:
→ デトックス効果が高まり、肌の状態も改善することがある。
→ 熱中症になりにくい「汗のかき方」が身につく。
4.代謝の亢進による脂肪燃焼促進
解説:
高温下では体温調節のために基礎代謝が上がり、同じ運動でも消費カロリーが多くなる。
メリット:
→ 脂肪燃焼効率が高まり、ダイエット効果が得やすい。
→ 暑い中での運動後も代謝がしばらく高い状態が続く(アフターバーン効果)。
5.自律神経のバランス改善
解説:
高温環境での運動は、自律神経の交感神経と副交感神経の切り替えを促進し、神経系の柔軟性を高める。
メリット:
→ 睡眠の質が向上し、ストレスが軽減されやすくなる。
→ 夏バテ予防にもつながる。
6.水分・電解質管理スキルの向上
解説:
汗でナトリウムやカリウムが失われることで、運動前中後の補給法を習慣化する必要がある。
メリット:
→ 自分の体調や体質に合った水分管理法が身につく。
→ 登山・マラソンなど他のスポーツ時にも応用できるスキルになる。
7.メンタル強化(耐性の向上)
解説:
暑さの中で継続的に運動することは、脳の意志決定領域(前頭前野)を活性化し、自己コントロール能力が向上する。
メリット:
→ 集中力やストレス耐性が高まり、仕事や勉強にもプラスに働く。
→ 「やり切った」経験が自信になる。
8.夏季スポーツパフォーマンスアップの向上
解説:
野球、サッカー、陸上など夏に行われるスポーツでは、高温下の体力・スキル維持が競技成績に直結。
メリット:
→ 暑さに強い体は、大会本番でのパフォーマンスに直結。
→ 夏季競技の「環境適応能力」が高まる。
9.血流改善と血圧安定
解説:
暑さで血管が拡張しやすくなり、末梢血流が改善。また運動で血管内皮機能(NO産生)も高まる。
メリット:
→ 冷え性やむくみの改善につながる。
→ 一時的に血圧が下がるため、高血圧気味の人には好影響(医師の指導下で)。
10.骨・筋肉への刺激による強化
解説:
暑いとどうしても動きたくなくなるが、運動によって筋肉・骨への機械的刺激が継続される。
メリット:
→ 夏の運動不足を防ぎ、筋力・骨密度の維持・向上に寄与。
→ 加齢による筋力低下(サルコペニア)の予防にも役立つ。
まとめ:暑い中でも「安全第一」で運動を活かすことが重要!
適切な時間帯選び・水分補給・服装・休憩を意識すれば、夏の運動には多くの身体的・精神的メリットがあります。
暑い夏に運動をすることでのデメリットをご紹介
暑い夏に運動をすることには多くのメリットがありますが、正しい知識と対策がなければデメリットも大きくなります。以下では専門的な視点を交えたデメリットを10個、わかりやすく丁寧に解説します。
1.熱中症のリスク増大
解説:
高温・高湿度下では、体温が効率的に放散できず、体内に熱がこもりやすい。これが進行すると、熱疲労や熱射病といった深刻な症状になる。
デメリット:
→ 意識障害・けいれん・内臓機能障害を引き起こす危険性あり。
→ 生命に関わるリスクもあるため、特に無理は禁物。
2.脱水症状と電解質のバランスの乱れ
解説:
大量に汗をかくと、水分だけでなくナトリウム・カリウムなどの電解質も失われる。水だけ飲むと「低ナトリウム血症」になることも。
デメリット:
→ 筋けいれん、頭痛、吐き気、集中力低下が起きる。
→ 重症化すると心臓や神経に異常を来す場合も。
3.心臓への過剰な負荷
解説:
暑さにより血管が拡張し、心拍数が自然と上昇する中で運動を行うと、心臓が休める間もなく働き続けることになる。
デメリット:
→ 高齢者や循環器系に問題がある人は、心不全・不整脈のリスクが高まる。
→ 軽い運動でも想像以上に心臓に負荷がかかる。
4.集中力の低下と判断力の鈍化
解説:
体温の上昇や脱水が進行すると、脳の働きが低下し、判断ミスや反応の遅れが起こりやすくなる。
デメリット:
→ スポーツ時の事故(転倒・衝突)のリスクが上がる。
→ 技術系の練習の質が落ちる。
5.パフォーマンスの低下
解説:
暑さによる体温上昇、心拍数増加、発汗による脱水などで、筋肉や神経系の働きが低下する。
デメリット:
→ 同じ練習でも「キレがない」「疲れやすい」と感じやすくなる。
→ 怪我のリスクも上がる(フォームの崩れなど)。
6.水分過剰摂取による「低ナトリウム血症」
解説:
「熱中症予防に水をたくさん飲もう」としすぎると、血中のナトリウム濃度が薄まり、細胞がむくんで脳浮腫やけいれんを引き起こすことも。
デメリット:
→ 頭痛、吐き気、錯乱、けいれんなどが起こりうる。
→ 水分だけでなく、電解質(塩分)も同時補給が必須。
7.筋肉損傷やオーバートレーニング症候群
解説:
高温下では筋肉の血流が制限されやすく、疲労物質の蓄積が進行しやすい。また、無理な継続は「オーバートレーニング」に繋がる。
デメリット:
→ 慢性的な疲労、免疫力低下、筋力低下。
→ 回復に時間がかかり、逆に成果が出なくなる。
8.皮膚トラブル(あせも・日焼け・熱傷)
解説:
長時間の運動で、汗や紫外線の影響により皮膚に負担がかかる。特に、服の摩擦や汗の滞留によるトラブルが多い。
デメリット:
→ あせも・かゆみ・湿疹・熱傷など皮膚の不快感。
→ 紫外線はDNAにも影響するため、長期的には皮膚老化やがんのリスクも。
9.睡眠の質の低下(体温の乱れ)
解説:
夕方以降に高温下で激しい運動をすると、深部体温の低下が遅れ、入眠障害を引き起こす可能性がある。
デメリット:
→ 寝つきが悪くなる、浅い眠りになる。
→ 睡眠不足が翌日のパフォーマンスや回復を妨げる。
10.一人での運動による緊急時の対応の困難
解説:
熱中症や意識障害が突然起きた場合、一人では対応が困難。特にランニングやサイクリングなどで外に出る場合に注意が必要。
デメリット:
→ 発見が遅れると、救命に時間がかかる。
→ グループや家族と行うか、位置共有アプリなどの活用が望ましい。
まとめ
デメリットカテゴリ | 主な影響 |
---|---|
生理的リスク | 熱中症・脱水・筋疲労・低ナトリウム血症 |
精神的・機能的 | 判断力・集中力低下・睡眠の質悪化 |
環境由来の問題 | 皮膚障害・緊急時の対応困難 |
これらのデメリットを正しく理解していれば、「リスクを回避しながら夏の運動のメリットだけを活かす」ことが可能です。
適切に運動を行うための対策方法とは?
暑い夏に運動する際のリスク(熱中症・脱水・パフォーマンス低下など)を防ぐための具体的な対策を、以下に専門的視点を交えて、項目ごとに細かく分かりやすくまとめました。
1.【運動前の準備】
《時間帯の工夫》
朝(5:00〜8:00)か夕方(18:00〜20:00)の気温が下がる時間帯に行う。
WBGT(暑さ指数)が28℃を超える場合は中止または屋内に切り替え。
《水分・電解質の事前補給》
運動30分前に200〜500mlの水分(できればスポーツドリンク)を摂取。
汗をかきやすい人は、経口補水液(OS-1など)を飲むのもおすすめ。
《服装の工夫》
通気性・速乾性のある素材(ドライフィット・ポリエステル)を選ぶ。
明るい色のウェア+帽子・サングラスで直射日光から保護。
2.【運動中の対策】
《こまめな水分・塩分補給》
15〜20分おきに150〜250mlの補給。
1時間以上運動する場合は、水だけでなくナトリウム(塩分)を含むドリンクが必要。
《冷却の工夫》
首・脇・鼠径部(足の付け根)など大きな血管が通る場所を冷やすことで、体温が効率的に下がる。
冷感タオル、冷却スプレー、氷嚢などを常備。
《強度と休憩の管理》
10〜15分ごとに休憩を入れる。
暑熱順化が済むまでは「いつもの7割の強度」を目安に。
3.【運動後のケア】
《深部体温のコントロール》
運動後すぐにぬるめのシャワーや水風呂で体温を下げる。
炎天下での運動後は、体が“火照り”すぎて睡眠障害の原因に。
《回復のための栄養補給》
汗で失ったナトリウム・カリウム(例:バナナ、みそ汁、スポドリ)を早めに補給。
筋修復に必要なタンパク質(プロテイン・牛乳など)を摂ると回復が早い。
4.【環境と安全の整備】
《緊急時の備え》
一人での運動は避ける/位置情報共有アプリを使用。
倒れたときのために、身分証明書やアレルギー情報などを携帯。
《環境条件の確認》
WBGT計(またはアプリ)でリアルタイムの暑さ指数をチェック。
木陰のあるルートや屋内施設(体育館・プール)を選ぶ。
5.【暑熱順化のためのトレーニング計画】
《徐々に慣らす方法》
初日は軽めの運動(15〜30分のウォーキング)からスタート。
日々少しずつ運動時間と強度を上げ、7〜14日かけて体を順化させる。
6.【チェックリスト:運動前確認】
項目 | チェック |
---|---|
前夜の睡眠は十分か?(6時間以上) | ✅/❌ |
朝の体調に異常はないか?(頭痛、だるさ) | ✅/❌ |
水分・塩分を十分に準備したか? | ✅/❌ |
高温時のルート(または屋内)を選んでいるか? | ✅/❌ |
緊急連絡手段があるか? | ✅/❌ |
まとめ:安全に運動するための3原則
原則 | 内容 |
---|---|
① 予防 | 時間・服装・水分補給・冷却の準備 |
② 観察 | 体調の小さな変化に敏感になる(汗の量・意識のぼんやり感) |
③ 対応 | 無理をせず、早めに中止・休憩・医療機関受診を判断する |
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は【暑い中でも運動を行う際の注意点】についてまとめてお伝えしてきました。
冒頭でも書きましたが、最近では北海道でも気温が高く暑いと感じる日常になってきています。
涼しい環境で運動を行うことと、暑い環境で運動を行うのでは注意点なども異なります。暑い環境で運動を行うことを考えると「熱中症」などの危険な状況になる可能性も高まります。
せっかく運動をしているのにも関わらず、体調を崩してしまっては意味がありません。健康な身体をつくるために安全に運動を行っていきましょう。
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に所属する、健康運動指導士トレーナーのタケムラです。
内科系疾患・整形外科疾患・予備軍の方に向けた健康増進施設、指定運動療法施設にてトレーナー従事中
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