朝食にたんぱく質を|管理栄養士マチコ先生のスマートコラム

目次
夏にこそ朝食を見直そう!
暑い日が続くと、どうしても食欲が落ちてしまいますよね。つい冷たい食べ物や飲み物などで済ませてしまいがちに。このような食事だと、体に必要な栄養素が不足してしまいます。
特に筋肉の材料である「たんぱく質」は、夏でも意識して摂取したい大切な栄養素。
そこで、一日の中でもまだ涼しい朝にたんぱく質を補給してみてはいかがですか?
朝食にたんぱく質をしっかり摂ることで、体調が整いやすくなり、筋肉の維持や増加にもつながります。
朝のたんぱく質がカラダを変える
近年の研究で、たんぱく質の摂取タイミングが体に与える影響が注目されています。
- 動物実験では、朝にたんぱく質を摂取した方が、夕食時よりも筋肉量が増加する傾向が見られました。
- 高齢者を対象とした調査では、朝食でたんぱく質を多く摂っている人ほど、握力や骨格筋指数(筋肉量の指標)が高いという結果も。
朝の時間帯は筋肉の合成が活発になるため、トレーニングや健康維持において非常に重要な時間帯と言えますね。
朝たんぱく質の嬉しい効果とは
たんぱく質を朝食に摂ることで、以下のようなメリットが期待できます。
- 筋肉の維持・合成をサポートしやすくなる
- 体内時計のリセットに役立つ
- 血糖値の急上昇を防ぐことで集中力アップ!
つまり、朝にたんぱく質をしっかり摂ることで、1日を快調にスタートできるだけでなく、長期的な体作りにも役立つのです。
おすすめの朝たんぱく質メニュー
そこで、忙しい朝でも手軽に準備ができる「たんぱく質メニュー」の一例を紹介します。
- ゆで卵+納豆ごはん+味噌汁(豆腐入り)
- ギリシャヨーグルト+ナッツ+バナナ
- サバ缶サンドイッチ+牛乳
- 豆腐とツナの和風サラダ+おにぎり
ぜひ、今日から“朝たんぱく質習慣”を始めてみませんか?

記事を書いた人
管理栄養士 上坂マチコ
【 プロフィール】
- お食事のカウンセリングサロン「colan」代表
- 管理栄養士・料理家・コラムニスト
【 経歴 】
- 北海道北見市出身
- 天使女子短期大学(現 天使大学) 食物栄養学科 卒業
- 食事指導の企業で食事相談業務を行う
- 雑誌の編集者として取材、文筆業を行う
- 大手料理教室の料理講師として和洋中全般、美容に関する料理を教える
- 高齢者施設では栄養科長/管理栄養士として多くの実績を積む
- 現在はフリーランスの管理栄養士として活動中
- 2020年よりオンライン食事カウセリングを開始
- 2021年よりスマートチェーンでのオンライン食事指導を開始
